子育て想造工務店 松雄建設株式会社

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紀州の山で桧の木と格闘してきました。

2014.12.19 Friday

先日、和歌山県岩出市、
紀州の山に入り間伐作業のボランティアを体験してきました。
やさしい家の構造の柱は桧の1本ものです。
その桧の柱がどのように育っているのか、知っておきたいと思っていたので、
近畿ビルダーズの研修に参加してきました。
駐車場でこの日の作業内容やスケジュールを確認し、
ヘルメットや鉈(ナタ)・のこぎりなどを装備して入山です。
   紀州間伐03
今回お世話になったのはNPO根来山げんき山倶楽部の皆さまで
間伐材の意伐採だけでなく、木々や草花の整備や山での楽しみ方などを伝えてられます。
   紀州間伐07
山に入ると桧の木がびっしり伸びていて圧倒されるのですが、
足元も暗く、うっそうとしています。
   紀州間伐08
木がどんどん生えっぱなしの状態は山として健全な状態ではないのです。
育てる木を選定して、多すぎる木を切ることが間伐です。
先ずは倒す木の足元をのこぎりやナタで切り口を付けます。
   紀州間伐05   紀州間伐02
木の上の方にロープをかけて、倒す方向の裏側に鋸目を入れます。
そして、ロープを皆で引いて倒すという方法です。
   紀州間伐01
木を間引き、手入れをすると周りが明るくなりました。
間伐すると、日の光が足元まで入ります。
そうすると、地面の草木まで育ち、地面が強く健全になります。
実は草木が育ち、根が張らないと、雨によって地面が削られ、
木の根が露出してしまうと、土砂崩れの原因になります。
最近、地方の山が崩れているニュースを見ることがふえてきました。
人の手を入れて健全に保つことをしないと、
桧の木がしっかり育たなくなることもありますが、災害にもつながります。
今の住宅は殆どが輸入材で造られるので、日本の森林の供給体制が無くなってきています。
だからこそ、山を手入れする人も少なくなってきています。
私たちは日本の木や地域の材木を使うことで、
私たちの健康だけでなく、自然環境の健康も保てればと願います。
   紀州間伐04
これは、桧の木の丸太の輪切りと葉です。
この桧は約25歳ってとこでしょうか。
いい香りが事務所にたちこめています。
京都・向日市 松雄建設株式会社
子育て想造工務店 まつゆう
自然素材で健康的に暮せる家づくりをしています。
新築・自由設計注文住宅・リフォーム・リノベーション・店舗改装
無垢フローリングや珪藻土・ヘルスコキュアー・エコポロン、
羊毛断熱材サーモウールなど
直接触れるところから隠れて見えなくなる場所までこだわりの住宅です。
塗り壁(ケイソウくん・そとん壁・中霧島壁・カルクウォール・スイス漆喰)