子育て想造工務店 松雄建設株式会社

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長期優良住宅の改正基準について

2022.07.06 Wednesday

皆さんこんにちは。

断熱等級の新設の話は、前回にさせて頂きましたが、
長期優良住宅の基準の改正も検討され、10月1日より改正されそうです。

弊社は長期優良住宅の基準や優遇が施工された当初から取り組み始め、
お陰様で、施工以後の弊社が建てさせて頂いた住宅の約2/3は
長期優良か低炭素住宅かを建築しています。
これは、建築した家が、ただのいい家ではなく、
工務店の建てる家の性能や基準を数値や仕様を明確にできることで、
より、性能も住みごごちも担保された家に住んでいただるようになったと思っています。

長期優良住宅とは、国が定めた認定基準を/満たし、長期にわたり良好に使用可能なことが認められた住宅のことです。
長期優良住宅では、税金や住宅ローンの金利、補助金など、色々な優遇措置が用意されているのですが、
やはり家の性能が建築基準より高く設定され、暮らしやすく、安心が担保されることが良いとされています。

さて、10月からの改正で、

・集合受託などの認定の拡充。
・認定作業の合理化。
・災害リスクの高い土地の除外
そして、
・断熱や1次エネルギーをZEH相当の基準へ引き上の改正です。

やはり、カーボンニュートラル
脱炭素住宅へ義務化が進む結果です。

ZEH相当の要点を上げると、
私どもの事務所がある京都府向日市は6地域でとなります。
この地域において、断熱等級5=UA値が0.6以下に、
また、エネルギーの削減(BEI値)を0.8以下(20%削減)で検討されています。

今後の長期優良住宅の認定において、UA値0.6はプラン作りにおいて、
建物の形や、壁・床・天井の断熱や、サッシの性能などを考量する必要があります。

弊社のこれまでに物件でを実例にして、30坪の家でシュミレーションすると考えると、
Basicを基準に、断熱を意識て考慮したプランを造り、オール電化を選択するとUA値0.6の断熱は達成可能です。
また、2022年度にグレードアップした「ここちシリーズ」は基本的にUA値=0.6達成を標準にしています。

しかし、長期優良住宅を取り組む場合、
どちらかというと1次エネルギー削減のBEI0.8以下の方が厳しい選択を迫られそうです。

弊社はガスの床暖房を差額無しで選択することができるので採用される方が多いのですが、
床暖房はエネルギーを多く使うので、削減率が下がり、クリアすることが難しくなります。

その時は、断熱をを更に強化したり、省エネの機器を使うなどして削減をする必要があります。
また、再生可能エネルギーを導入することが必要になるので、
太陽光発電システムを搭載する費用も必要になります。

予算が厳しい時は特に悩みそうですが、
京都府の進めている0円太陽光なども選択できるので、
可能にするための手段を用意していきたいと考えています。

分かりにくい事柄なので、お会いできればお話したいと思います。

子育て想造工務店 まつゆう
京都府向日市寺戸町大牧14-70
松雄建設株式会社