2018年5月30日
メンテナンスから学ぶことは多いです。
皆さんこんにちは。
少し夏が近づいてきました。シャツを腕まくりする季節は気持ち良く感じて好きです。
先日友達30人位と山荘を借りて、料理も現地で作りながらの食事会をしました。
比較的レンタル費用も高くなくて、食材費も皆で割ればレストランで食事するより安く済みます。
私は仕事が一段落した土曜日の夕方から駆け付け、最終で帰ってきたのですが、
街中の雑踏を離れて、気持ちの良いこの時期に自然の空間で時間を過ごしてリフレッシュしてきました。
まつゆうは1年・5年・10年と定期的に点検に行かせて頂いています。
この3月から5月までの間は年度末のお引渡しが多かった為か集中します。
その中で、私は1年点検を2件と5年点検1件の、3軒のお家へ訪問させて頂きました。
ご挨拶をさせて頂いて、先ずは気になるところは無いかヒアリング。
監督の隈元君がサッシや建具の開閉やゆがみが無いかチェックしながら調整をします。
床を四方歩きながら床なりや変形をチェックします。
やさしい家は無垢の床板を採用しているので、板戸板の間の隙間なども入念に見ます。
『床暖房の場合は冬の使用時は2~3ミリ空く事もありますが、夏場に湿度が上がると膨張して隙間が無くなってきます』
壁のひび割れやクロスのたわみ具合も確認します。
『壁の入り隅みや天井のとの際は隙間や割れが出来ることがあります。』
特に最近多くみられる見せ梁との際は梁が5㎜くらい収縮するので大きく空くことが多いかもしれません。
柱や梁は含水率(水分の比率)の低い物を使うようにしていますが、建ててからも乾燥は進みます。
壁紙の時は間の下地で緩和されるので表面に表れることも少ないですが、やはり表面に出ることも有ります。
まつゆうのやさしい家は集成材を使わず柱は桧芯有材を、梁も松の無無垢材を採用しているので、
木材が水分を吸放出したりするので、若干収縮や変形は多いかもしれませんとお伝えしています。
点検の訪問の時には、普段の暮らしぶりや収納の使い方をお聞きしたり、
季節ごとの室内の温度の感じ方や結露の発生についてもお聞きすると、
冬も暖かく、結露の発生が少ないことを喜んでいた下さるようで安心します。
私は床板などの木材や羊毛断熱材やサッシが上手く働いてくれると嬉しいですね。
天井裏や床下などもチェックしますが、基礎の状態は入念に点検します。
基礎のヒビも時々あります。
ヒビの大きさを確認し、大きめの時は室内側も確認します。
ヘアークラックと呼ばれる表面ヒビは強度にも差し支えないことを説明し、経過観察をお願いします。
一度だけ強度には影響ない範囲でしたが、万全を期する為にエポキシ樹脂で補修したことがあります。
その都度お施主様に発生の理由をご説明し、ご安心して頂けるようにお話させて頂きます。
弊社とお施主様が出会い、お家を建てるまで、建てている間、その後のメンテナンスの中で、
木の家の良い所も、リスクもご説明しながら会話を重ね、納得を頂いて建てさせて頂だけている時は
私どもの説明にご納得いただけます。
そのお施主様の家づくりにどれだけ真剣に向き合っているか、
お施主さまの夢や希望にどれだけ話し合い、信頼を頂けるかが大切なのだと思います。
定期点検はお家を永く守りながら、お施主様との関係を深くし、
様々な生の情報を頂きながら、新たな家づくりの為に学べる貴重な機会だと思います。
ありがとうございます。
@京都 向日市 子育て想造工務店 まつゆう
京都 自然素材 注文住宅 向日市 リフォーム リノベーション