2022年4月12日
断熱性能は? 4/1より新たに等級5が策定
皆さんこんにちは。
ようやく4月に入り、春を感じる気候になりました。
新年度は国の指針が変更させる時でもあります。
今年注目していた項目に断熱の上位等級の策定があります。
断熱等級は住宅の省エネに対する目安になるのですが、
日本の住宅はこの断熱に対する対策が遅れがちだと感じています。
日本の国を気候ごとに8つの区域に分けられ、
それぞれの地域での断熱やエネルギー消費の基準値が決められています。
その基準値の断熱等性能級を(以下等級)、この4月1日から以前の4の上に5が設定されました
現在は努力目標で規定ではない等級4が2025年に義務化されるようで、
エネルギーを出来るだけ使わずに暮らせる建築への規制を進めようとしています。
その断熱等級は、外皮性能(UA W/㎡・K)で表され、
気候に合わせて地域毎に定められています。
弊社のある向日市は6地域に設定されていて、
建築物省エネ法で等級は4=0.87以下、等級は5=0.6以下となっています。
※省エネ法以外でも高いレベルの設定や、気密度(C値)や日射遮蔽など断熱以外にも家の環境を計る基準もあるので興味のある方は聞いてください。
※外皮性能は、住宅の外周(外壁、床、屋根、天井、窓、その他開口部分)の断熱性、気密性、遮音性、耐久性の性質や能力を数値で表しています。
もう少し詳しいことが知りたい方は資源エネルギー庁の省エネ住宅のサイトを見て頂ければ良いかと思います。
弊社へ新築依頼を頂くお施主様は、
近年では長期優良住宅レベルで建てたいとのご要望が増えてきましたが、
長期優良住宅の断熱基準はUA値は0.87以下なので決して高いとは言えないと思っています。
弊社の注文住宅「やさしい家」では
等級4よりもう少し高いレベルを提供したいと考えていたので、
建物の仕様や家の形、サッシの選び方などのより差があるのですが、
実質では0.5~0.6位のお家が多いですね。
この数字は2025年に義務化される等級4は達成しており、
新基準の等級5もほぼ達成が可能なレベルで建てています。
もっと高いレベルも可能ですが、
コストバランスも考えながら、
暮らしてみてからこそ、
やさしい家で良かったと感じて頂ける
性能であるようにと考えたいと思います。
造り手として任せて頂いていると思っているので、
数字をお見せすることが必要かと思うところもあるのですが、
弊社の中で、しっかり数値も能力も踏まえながら、
お客様には安心の材料としてお伝えして置こうと思います。
京都・向日市 子育て想造工務店 松雄建設株式会社