2025年3月4日
断熱等級と光熱費の関係
断熱工事をお勧めしているのですが、
さて、これからの時代の断熱力にした場合の工事費用と、
光熱費はどれくらい下がるのかの関係を大まかですが比べたいと思います。
断熱等級と光熱費の関係
断熱等級が高いほど家の断熱性能が向上し、冷暖房効率が上がるため、光熱費が削減されます。
そこで、具体的な数字を含めて説明したいと思います。
1. 断熱等級の基準
日本の住宅の断熱性能は「断熱等級」で評価され、2022年に改定されて以下のようになっています。
断熱等級 | UA値 (W/㎡K) | 省エネ性能 |
---|---|---|
等級4 | 0.87以下 | 旧基準(最低限の断熱性能) |
等級5 | 0.60以下 | 省エネ基準適合レベル |
等級6 | 0.46以下 | 高断熱住宅(ZEH基準相当) |
等級7 | 0.26以下 | 超高断熱住宅(北海道基準) |
※ UA値(外皮平均熱貫流率)は、数値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネ性能が高いことを示します。
2. 断熱等級別の光熱費比較
あくまでも大まか試算ですが
【モデルケース】として考えてみます
- 地域:東京都(6地域)(京都府向日市も同じ6地域です)
- 延床面積:120㎡(約36坪)
- 年間の冷暖房費(電気代換算)
断熱等級 | 年間冷暖房費 (円) |
---|---|
等級4 | 約180,000円 |
等級5 | 約140,000円 |
等級6 | 約100,000円 |
等級7 | 約60,000円 |
※試算条件:エアコン使用、電気単価27円/kWh、東京の平均気温ベース
3. 断熱等級を上げるとどれくらい節約できるか?
例えば、断熱等級4 → 等級6 に向上 させると…
- 年間 80,000円(約44%)の光熱費削減!
- 30年間で 240万円 の節約
さらに、断熱等級7では、等級4に比べて年間12万円以上 の節約が見込めます。
4. 断熱等級アップの費用対効果
- 断熱等級4 → 等級6 にする場合、建築費の追加コスト は弊社のやさしい家で120万(高性能窓、断熱材の厚み増加など)。
- 15年くらい暮らす、光熱費の削減で元が取れる 計算になります。
- さらに、夏の暑さ・冬の寒さが和らぎ、快適性も向上 します。
5. まとめ
- 断熱等級が高いほど光熱費が大幅に下がる(年間数万円〜10万円以上の削減)。
- 長期間住むなら、高断熱化の投資は十分回収可能。
- 断熱性能向上により、室温が安定し、住み心地も良くなる。
住宅を建てる・リフォームする時、
断熱にこだわり、省エネ化を目指すなら、
可能なら等級6を目指すのがコストパフォーマンス的にも最適かなと思います。
それぞれの考え方と予算で家づくりは進んでいくので、
明るい家が希望で、とにかく窓の多い家になると達成できないこともありますが、
バランスを考えながら、私どものアドバイスを組み込んでいただくと達成は難しくない数字です。
『断熱等級6にしましょう』という皆様の声をお待ちしています。
@京都向日市 子育て想造工務店 まつゆう まつだたかお