2025年3月13日
湿度調節をしてくれる素材たち
皆さんこんにちは
昨日のブログで無垢フローリングが湿度調整をしてくれるとお伝えしました。
松雄建設の注文住宅やさしい家を構成いている自然素材系の建材の中では他にも湿度コントロールで活躍している建材があります。今日はその建材をご紹介します。
①無垢フローリング
無垢の床板(無垢材のフローリング)は、湿度の調整機能を持っており、室内環境の改善に役立ちます。これは木材の「調湿作用」と呼ばれる性質によるものです。
☆無垢材の調湿作用とは?
無垢材は、周囲の湿度に応じて水分を吸収したり放出したりする性質があります。
- 湿度が高いとき → 空気中の水分を吸収し、室内の湿度を下げる
- 湿度が低いとき → 木材内の水分を放出し、室内の湿度を上げる
無垢の床板は自然に湿度を調整するため、結露の抑制や、カビ・ダニの発生を防ぐ効果が期待できます。
☆無垢材を使用するメリット
木の香りや質感でリラックス効果
→ 木の香り成分(フィトンチッド)はリラックス効果があり、ストレス軽減にも役立つ。
快適な湿度環境を維持
→ 過乾燥や過湿を防ぎ、室内の快適さを向上させる。
結露を防ぐ
→ 窓周辺や壁の結露を抑え、カビの発生リスクを低減。
健康的な空間を作る
→ ダニやカビの繁殖を抑えることで、アレルギー対策にもなる。
②羊毛断熱材 サーモウール
やさしい家の壁の中の断熱材はサーモウールを採用しています。
その特色をお伝えします。
☆優れた調湿機能
サーモウールは、湿気が多いときに吸収し、乾燥すると放出する調湿作用があります。これにより、 室内の湿度を一定に保ち、結露やカビの発生を抑える効果が期待できます。
☆高い断熱性能
ウールは空気を多く含む構造を持ち、熱を伝えにくいため、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を実現できます。
☆ 結露やカビの防止
ウール繊維は湿気を吸収しつつも表面が乾燥しやすいため、結露を抑え、カビやダニの繁殖を防ぐ効果があります。これは、無垢の床板と同様のメリットです。
☆ 吸音効果がある
ウールは繊維が複雑に絡み合っているため、音を吸収する効果があります。壁や天井に施工することで、室内の音の反響を抑え、静かな空間を作ることができます。
☆ 安全性が高い
サーモウールは、化学物質をほとんど使用せず、有害なガスを発生しないため、アレルギーやシックハウス症候群のリスクが低いとされています。

③エコカラット
やさしい家の標準仕様には無いのですが、調湿素材が足らない時やスポット的に必要な場所にお勧めしています。
☆エコカラットの素敵な特徴
エコカラットは、LIXILさんの商品です。
多孔質セラミックの内装壁材で、優れた調湿機能・脱臭効果・有害物質吸着機能を持ちます。
湿気を吸収・放出し結露やカビを防止しつつ、ペット臭やタバコ臭を軽減。
メンテナンスが簡単でデザイン性も高いのが特徴です。
犬ちゃんスペースや猫ちゃんのトイレの場所におススメです。
結露が心配されるリフォームには最適な素材で、窓を入れ替え気密化したリフォームやテラスハウスのコンクリートの壁などに貼るといい仕事をしてくれます。いちど試してみてください。
このように、松雄建設の注文住宅は結露も総合的にコントロールしてくれる素材を採用しています。
私は殆どのお家の1年点検に同行するようにしています。
その時には暮らしぶりと、「暑さ寒さはどうですか?」と「結露は出てますか?」とお聞きします。
ほとんどが「見たことある❓」とご家族に確認されますが、ほとんど出てないようです。
以前使っていたアルミ樹脂複合サッシの時は、平時に使わない部屋で出たことも聞きましたが、樹脂サッシを標準仕様にしてからはお聞きしたことはありません。
ご家族が健康的に暮らすことができるように、調湿作用をする建材も検討してみてください。
@京都・向日市 子育て想造工務店まつゆう 松田貴雄