無垢フローリングの仕事は大工さんの職人技
2022.04.27 Wednesday
先日工事現場に点検でいった時
大工さんが床板を貼っていました。
無垢のフローリングで、
シェリーオーククラシックライン
京都の無垢板の専門店
丸嘉さんからいただいています。
写真を見て気づいていただいたでしょうか?
無垢板の一枚一枚の間に薄い板を挟みながら貼っています。
無垢の板は空気中の湿気を吐いたり吸ったして
ほんの少しですが膨らんだり、縮んだりします。
夏は給気中の飽和気味の湿気を吸い膨らみ、
冬は逆に空気が乾燥しえいるので吐き出して縮みます。
1枚当たり、0.5㎜から1㎜位ですが、
この収縮が室内の環境を調整してくれてます。
膨張した時に固い木同士が押し合って剥がれてこないように、
目に見えないくらいの間隔を取って施工しています。
無垢の板は肌触りが良くて見た目や香りで私たちを癒してくれるのですが、
室内環境を調整し結露を置きにくくしてくれます。
その副作用で木が変化するのですが、
生活に影響が出来るだけでないよに、
大工さんは季節や木の状態を把握して工事します。
手間は必要なのですが、
根気強く施工して下さっていました。