住宅の質-家の性能とは。
2023.07.20 Thursday
皆さんこんにちは。
7月に入り暑い日が続きますが如何お過ごしですか?
私は先日、長野県の標高2942mの白馬岳に登ってきました。
足元に雲海がひろがりる山の稜線を歩くと神々の領域に来たようで気持ち良かったです。
山頂宿舎に泊ったのですが、山頂付近は10℃以下になるので寒かったのですが、
登山用の服は保温性と速乾力があるインナーや防水力はあるのに汗は通すアウターなど、
過酷な環境から体を守るための性能が大きな味方になってくれて快適に過ごすことができました。
我慢をすると体力も消耗するので、運動の為には環境を整えることも大切だと実感しました。
近年の家も服以上に、保温や換気、結露対策、強さやなどの仕組みが当然になり、
快適に暮らす方が快適に、新築などの住宅を作る時、その家の「性能」を評価するようになっています。
家の性能は主に①耐震性能②断熱性能③気密性があり、数字化して表します。
①耐震性能 建築基準法のレベルを等級1。その1.25倍が等級2、1.5倍が等級3
②断熱性能 7等級まで設定され、2025年には等級5が義務になるといわれています。
③気密性 密閉性が良いとされる目安としてC値=1が上げられます。
弊社がこれまで建てさせて頂いたお家での最高値は
耐震性能は耐震等級3(最高等級)
断熱性能はは等級6(UA値=0.4)
気密性のC値=1です。
性能を上げるには、工事費が必要になります。
間取りや、選択にも制限が出ることもあります。
例えば、窓サッシの数は少なく、小さい方が有利になることが多いです。
壁量を増やす為に、熱を逃がさない為に、すき間を減らす為にも効果的なのです。
また、断熱を強化し、気密の性能を上げると結露対策も必要になります。
換気扇やエアコンの効果が良くなるので、空調設備での管理が効果的になります。
機械で環境管理も一つの手段ですが、
弊社がおススメする無垢の木やフローリング。
珪藻土や羊毛断熱材などの自然素材も湿度コントロールに力を発揮します
とにかくそれぞれの数字が高ければよいというわけでは無いので、
暮らし方のご要望をお聞きし、それぞれの性能の必要性を考え、
費用のバランスを考慮してプランにすることが大切です。
弊社のやさしい家も断熱や結露に対してバランス力を発揮してくれています。
良かったらその仕組みを聞きに来てもらえたら嬉しいです。
高性能な家づくりは新築だけでなくリフォームも可能です。
弊社への依頼も設備交換系に性能アップ系リフォームが増えてきたのも嬉しい傾向です。
無垢のやさしさを活かしつつ何が大切なのかを一緒に考えながら
快適な家づくりができれば嬉しいです
京都・向日市 子育て想造工務店 まつゆう 松田貴雄
白馬の山の写真です。