子育て想造工務店 松雄建設株式会社

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間取りの考え方-バルコニーのないお家ー

2023.04.05 Wednesday

皆さんこんにちは。
暖かくなり腕まくりが気持ちいい季節になりましたが、
皆さま如何おすごしでしょうか。
私は桧科の花粉の攻撃を受けて、3月後半から咳が止まりません。
花粉の季節が早く終わってほしいです。

4月1.2日のやさしい家完成見学会は、お天気も良くお花見日和でしたが、
思ったより多くの方にお越しいただけたので嬉しかったです。
ご来場いただいた方からは建築費の高騰についの質問を頂きました。

2020年頃から始まった建材の値上げにより弊社の建築費も15%ほど高くなり、
現在もPanasonicやLIXILやトクラスなど建材メーカーの値上がりは続いています。
木材も輸入材は高止まりしている状態ですが、
やさしい家で使う紀州産の桧と杉など国産材は
産地から決まったルートで仕入れができる仕組みがあり、そのおかげで木材の調達や価格変動が比較的コントロールできています。
しかしコロナが収まり戦争が終わっても価格の戻りは少ないと思うので、
どうすれば少しでも建築費を抑えることができるのか考えたいと思います。

建築費を抑えるための間取り作りとして、
効率の良い間取りの作り方を考えてみます。(間取りは91㎝×91㎝のマスを組み合わせる要領で作成します)
例えば、1階と2階の大きさを同じ形に揃えて真四角に近づける。また、
1階と2階の壁の位置を出来るだけ合わせるなど家の形が単純なほどコストは抑えることができます。
そして、最近の傾向では「バルコニーを無くす」というご要望が増えてきています。

 

 

お引渡しから数年後の点検などでご訪問して感じたのですが、
外観をかっこよく見せる狙いで付けたベルコニーは
殆ど使ってられなく使ってられなくて、
汚れて雨漏りの原因にさえなっているケースがあります。
また、最近では室内乾燥機(カワックや乾太くん)が普及しています。
黄砂やPM2.5や花粉、またゲリラ豪雨で洗濯が濡れてしまうことになったり、
様々な要因から室内干しをされ、バルコニーを使わないことが増え、
特に共働きのご家族には室内干しに良い環境を作ることも大切になっています。

バルコニーを付けるには畳2枚分くらいで約30万円が必要です。
バルコニーを活かして生活する方には必要な金額ですが、
バルコニーを使うイメージが少ない方は、
メンテナンスのことも考えて無くすこともありかもしれませんね。

その他、バルコニーは侵入者には都合の良いところで防犯意識も必要で、
その逆で、いざという時家から逃げるためには必要になる場所でもあります。
その辺りも総合的によく考え、プランニングできればと思います。

京都向日市・子育て想造工務店 まつゆう
創業60周年向日市で地元密着し頑張っています。